胃袋処理
感情処理の方法が「食べること」しかない。
一番スッキリするのは「食べて宥めること」
健康に良くない・お財布に良くない。
過食は一種の立派な自傷だと思う。
何か自分の感情が揺れ、その心の振動を収めるのに食べて紛らわしたり、
食べて嫌な感情を麻痺させてきたのでどうしてもいつもやりなれた手段を使う。
何日か前の店員の雑な対応からスイッチが入り、過食として出ているが
思うにスイッチが入る前に過食になり得る「モヤモヤエネルギー」は心に積まれてきたんだと思う。
自分自身に対して上手に説明が出来ていなかった。
行かなきゃならない場所。
行きたくない場所・やりたくもない事を前もって自分の休みを犠牲にして、
会いたくもない人と会わなければならない状況。
そういう状況に陥ると過食で自分の心に麻酔をし苦痛を和らげようとし、挑む。
逃げられない状況に臨む前に過食で麻酔をする。
その状況に挑んだ後、お疲れ様と今度は慰め過食する。
好きな物・身体に必要で良い食べ物を一口・二口摂取するくらいなら気晴らしになるのだけど私の場合は食べる量が多いし、「空腹ゾーン」を超えて「満腹ゾーン」に入ったきり気持ち悪い・体がしんどくなるまで食べ物を胃に入れる。
胃袋処理をする。
心と胃が繋がっているので一度感情を揺さぶられると胃に食べ物を入れたくなる。
口を動かしたくなる。
情動的摂食。
いろいろ思うこと・考えること・感じることをモヤモヤした正体不明のエネルギーにする前にこうして言葉に変換しているがしょっちゅう失敗する。
今日も行きたくない場所に行って参加したくもない行事に参加し、
会いたくもない人に会わなきゃいけない。
それを自分の貴重な時間を使って1日が終わるとなると耐えられない。
そういうプレッシャーにシラフで耐えられない。
私は過食で感情を処理するけど似たようなプレッシャーや仕事の憂さをアルコールで処理する人もいるだろうし、買い物で処理する人もいるだろう。
ギャンブルに耽る人もいるし、薬物を打って気分を変えようとする人もいるだろう。
気分の変え方を自分の心ひとつで変えることが出来ないのだ。
みんな引きずりやすく、感情を揺さぶられやすい人だ。
デリケートで敏感で、図太い人だ。
今回に至っては法事がひと月に2度あったのでスケジュールを空けて費やした。
2度も行きたくない場所・会いたくもない人達・やりたくもない事に挑んだので
その日に挑む前の麻酔過食、ことを終えたお疲れ過食を2度やった。
例えば3月3日に法事が入ったとするとプレッシャーはその前の週から感じ始めるので2月の下旬にモヤモヤが水面下にある。
苦手な「モヤモヤ」が生まれる。
言葉としてラベリング出来ていない「モヤモヤ」のパワーは怖い。どこに向かうかわからないから。
どのベクトルにも方向変換が出来るエネルギー。それをネガティブな使い方しかわからず毎回私は過食でしか収められない。
だから「モヤモヤ」を生んでしまうとまた過食するんだと囚われ、不安と緊張に苛まれる。
負のスパイラル。
決戦の前に準備過食をし、その最中にも過食をし、終えたら慰める過食をする。
その役目は苦痛を和らげている麻酔的役割だけど、麻酔が解けたら一気にもともとあったモヤモヤが姿を現す。
もしくは嫌な状況に向かい合ってる途中に「モヤモヤ」はもう姿を変えているのかもしれない。
囚われた「モヤモヤ」に怯えて過食で対応しているのだろうか。